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zoom RSS 「足摺岬」 田宮虎彦

<<   作成日時 : 2010/11/06 10:31   >>

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作品そのものについては、語ること
はとくにありません。
ありていに言えば、つまらなかった。
こころに引っかかるものがなにもな
かった、というところです。
興味を惹かれたのは、この本がい
まはなき旺文社文庫であるという
点です。
文庫のなかには、巻末に刊行の
言葉を寄せている出版社がありま
す。
例えば岩波文庫―
《真理は万人によって求められる
ことを自ら欲し、・・・》
例えば講談社文庫―
《二十一世紀の到来を目睫に望
みながら、・・・》
例えば角川文庫―
《第二次大戦の敗北は、軍事力
の敗北であった以上に、私たちの
文化力の敗退であった。・・・》
どれも意味が不明瞭で変な日本
語だと思います。
旺文社文庫はいいのですよ、これ
が。シンプルです。しかも、一頁ま
るまるは使っていない。著者名や
発行所や印刷所が記載されたペ
ージの上のほうに、ちょこんと乗っ
かっているんです。
《いかなる時代においても、書物
は人間の最大の喜びであり、最高
の救いである。・・・》
シンプルながら相当強い主張です。
気合いと気概を感じます。

巻末のリストがまた楽しいのです。
『旺文社文庫目録』とあります。
例えばシェークスピアの「空騒ぎ」
は、旺文社文庫では「むださわぎ」
です。訳は大山敏子という人です。
ウ゛ェルヌの「海底二万マイル」は、
「海底二万リュー」です(江口清訳)。
それと気になるのは、「ジャン・クリ
ストフ」(全二巻・縮訳版)です。お
いおい、縮め過ぎだろ。
もちろん、「モンテ・クリスト伯爵」も
「レ・ミゼラブル」も(全二巻・縮訳版)
です。
「戦争と平和」も「罪と罰」も(全二巻
・縮訳版)ですが、なぜか、「アンナ・
カレーニナ」は(全三巻)で、「カラマー
ゾフの兄弟」は(全四巻)です。

まあそんなこんなで、ブックオフで旺
文社文庫を見つけたら迷わず買うこと
に決めました。

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